この人と何かある！
初対面の印象は
そこまで強烈ではないものの、
どこかしら安心感はあったから
導かれた先に行くのは
不思議と不安はなかった
だけど 自分が
「行きなさい！」とメッセージを
もらったほどの 強烈な何かを
期待していたものだから
自分の正直な印象は
「あれ？ 何だったんだろう？」と
しばらくは首をかしげていた
他にはこれと言って
特別な何かは感じられなかった
ただ、落ち着く感覚や
時間の流れがゆっくり感じることがあって
今思えば
少しずつ本来の自分に合った
時間の過ごし方ができていたのかもしれない
それから1ヶ月は特に何もなく
メッセージは
「私の間違いだったか？」
「まだこの先に何かあるのかな？」と
少しガッカリしていた時に
久しぶりに
彼とゆっくり話をする機会があった
彼が私と話をすると
会話が終わっているのに
そのまま笑顔で
私を見つめたまま
フリーズしているのがわかった。
「あれ？ どうしたんだろう？」
と少しドギマギするくらい
ある時は
私の目を見ながらフリーズして
ガクっと視線が下がって
どこか違う世界にいってしまったように
ボーっとしている彼
「どうしよう、、、」と
しばらく私もその目を見つめていると
なぜか
吸い込まれそうな感覚になる
そのまま
「あれ？」
「どこかで会ったことあるのかな？」
「この目を知っている気がする」
「前に飼っていた犬の目に似てる？」
なんて
お互いに見つめ合ったまま
しばらくフリーズしたまま
そんな不思議な時が何度かあった
それは人生で初めての体験
それから
彼は私と話す時は
独特な見方で
私の目を見つめているのがわかる
「おかしい！」
「絶対この人と何かあるな！」と
思わずにはいられない
そんな不思議な感覚だった
今思うと
それは
瞳には魂が宿ると言うから
この瞳を知っている！と感じて
お互いに
どこかしらの記憶を
必死で探し出そうと
していたんだろうな、、、
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